「スキンケアってなに?」
たとえば妹さんや姪っ子ちゃんに聞かれたとき、しっかり説明することはできますか?
なんとなーく毎日のルーティーンになっているのだと、なんとなく曖昧になってしまっているかもしれませんね。
スキンケアは、あなたのお顔の皮膚をケアするということ。美しい肌をつくって維持するためには、毎日のお手入れは必要不可欠なんです!
まず、基本的な順番から整理しましょう。
〇スキンケアの順番
①メイク落とし・クレンジング
②洗顔
③導入液
④化粧水
④美容液
⑤乳液・クリーム
誰かに説明するためではなく、自分でケアするときにもしっかり理解しておかないと、実は効果が出ていないことも。
そうならないように、次の章から説明していきますね。
スキンケアの順番
スキンケアには押さえなければいけないコツのようなものがあるなんです。スキンケアの手順に沿って、それぞれのステップで必要な知識をあなたにこっそりお知らせしますね。
メイク落とし・クレンジング
スキンケアのスタートは、メイク落としから。一日がんばったあなたのお顔も、メイクをすっかり外してさっぱりしたいですよね。
一日メイクをしていたなら、「クレンジング」を行うんです。
「わたしは今日はすっぴんで過ごしました!」
というような場合は、クレンジングは行わなくてもだいじょうぶ。次の工程に進みましょうね。
クレンジングにはいくつか種類がありますから、いつものメイクにあわせて、メイクの濃さや肌質にあったものを用意するとよいですね。
たとえば、しっかりメイクをする人はオイルクレンジング。ナチュラルメイクの方は、ミルククレンジングやクリームクレンジングをベースに考えてもらえるとよいですよ。
ところて、用語として「メイク落とし」「化粧落とし」「クレンジング」などと区別されることがありますが、中身は同じだと思ってください。昨今では、カタカナ表示の方が、高級感があるので「クレンジング」と表現されることが多いようです。
クレンジングのやりかた
クレンジング材を実際に使うときは、商品によって指定されている使用方法を必ず確認してくださいね。手に水分があっても使える商品と、乾いている状態で使うことが推奨されている商品があります。
基本的には、適量を手に取って、それを少しずつなじませながら顔全体に広げていきます。この時には、顔を強くこすったりすることは厳禁ですよ。肌にダメージが残ってしまいますから。
洗顔
次のステップは洗顔です。一日すっぴんだった方は、洗顔からでオーケー。
このステップでは、肌についたほこりなどをきれいにしていきます。また、外からつく汚れだけではなくて、体の中からでてきた皮脂や汗、そして角質なども洗っていくんですね。これらが残っていると、ニキビ・肌荒れの原因になってしまうことがあります。
肌についた汚れは、毛穴に入ってしまったものも含めて、なるべく夜のうちには清潔な状態にするようにしましょう。
洗顔のやりかた
まず肌についた大きめの汚れをざっと落としつつ、顔に水分をつけるためにぬるま湯ですすいでください。
次は洗顔料の出番です。製品の指示にしたがって、適量の洗顔料を手に取り、てのひらの上で広げながら泡立てていきます。
きめ細かい泡を作れば、角質の汚れを洗い出してくれますから、でき上った泡で顔を撫でていくようなイメージでやさしく洗ってくださいね。
洗顔料で洗った後にはすすぎです。すすぎ残しがあると肌荒れの原因になってしまうので、しっかり洗い流してください。洗顔がおわったら、タオルで水分を拭き取ってあげましょう。
やさしく丁寧に、あかちゃんを扱うようにお肌を洗ってくださいね。
導入液
導入液はブースターとも呼ばれているのですが「普段の化粧水の前に使うことで、化粧水の美容成分などを浸透しやすくしてくれる」働きを持っているんです。
使い方は簡単。洗顔後のお肌に、導入液を手やコットンに取って顔に馴染ませるだけです。
化粧水
化粧水の働きは大きく分けてふたつあります。
ひとつめは、洗顔のステップで肌の表面から失われた水分をもどしてあげること。
もうひとつは、肌の奥まで美容成分を届かせること。
これらの機能をしっかり働かせるためには、適切な量を適切な方法で化粧水をつかう必要がありますね。
コットンや手に適量の化粧水をとったら、お肌に優しくトントンと馴染ませていきます。強くこすったりすると、お肌がこすれてしまって逆効果になってしまいます。また、量がたりなくてもよくないですね。
美容液
前のステップでは、化粧水を使ってお肌に水分を届けました。
こちらの「美容液」は、よりいっそうお化粧に特化したアイテムです。
いろいろなお悩みに特化した商品がありますので、自分の希望に合う美容液を探してみてくださいね。人によっては、複数の美容液を使い分けている方もしらっしゃいます。
乳液・クリーム
スキンケアの最後に使用する乳液やクリームは、いままでのステップでお肌に届けられた水分や成分を、長時間お肌の上で維持させるためのものです。
化粧水や美容液でしっとりしたお肌に、乳液などでカバーをかけるイメージですね。
なにもつけないでおくと、お肌から水分がでていってしまいますし、その他の成分も正しく働いてくれません。
使い方は、化粧水などとほぼかわりません。適量を手に取ったら優しく顔全体に広げて馴染ませるんです。
最初に手のひらにのせて、体温で温めてから使うようにするとなじみがよいようです。